セルライトの原因: 2008年1月アーカイブ
脂肪細胞の割合が比較的多い体の組織内で発達すると言われているのがセルライトです。
脂肪の貯蔵や放出をコントロールしている場所がレセプターです。
脂肪細胞の中に、このレセプター(受容体)があります。
脂肪が増えたり減ったりするのはこのレセプターが機能しているからです。
女性の太ももが痩せにくいのは、脂肪細胞の中に、このレセプターが、特に下半身に多く配置されているからです。
ですから、男性に比べて女性の太ももは痩せにくくなっているのです。
例えば太ももの脂肪細胞のレセプターの放出と貯蔵のバランスは均等な数ではなく、放出が1つで貯蔵が6つとなっています。ということは、脂肪を放出するドアが1つしか無いのに比べて、脂肪を貯蔵するドアが6倍もあるということになるのです。
ですから、必然的に太ももは体の上半身などのほかの部位に比べて痩せにくくなっていることがわかっていただけたでしょうか。
結果的に、セルライトができやすい部分になっているのが、下半身の中でも太ももなのです。
一方、この脂肪に対するこれらの機能をみてみると上半身は、下半身とは全く逆なので、痩せやすく、太りにくいのです。
セルライトの原因は様々ですが、「運動不足」「加齢」「むくみ」「冷え性」などがあげられます。
セルライトはとにかく血行が悪くなることによって生成されます。その血行が悪くなってしまう原因が日頃の運動不足や加齢だといわれます。そして血行が悪くなる原因は他にもあります。それが「むくみ」や「冷え」なのです。
セルライトは太ももやお尻などの下半身にできやすいといわれています。それは下半身の血行が悪いからなのです。さらに体内での脂肪の合成や分解、蓄積を行う細胞であり脂肪細胞というものがあります。
この脂肪細胞がセルライトのできる原因に大きく関わってきます。人は体脂肪率が上昇すると肥満になるのですが、その原因は脂肪細胞の脂肪蓄積量の増加です。また脂肪細胞は他の細胞と違っていったん脂肪細胞の数が増えてしまうと、ほとんどなくなることはありません。
ダイエットをして表面的には痩せたように見えても、脂肪細胞の数そのものは減らないということになります。そういうわけで継続的なセルライト除去の必要性があるということになります。また脂肪細胞は若いうちだけではなく、一定の年齢を過ぎても増殖することがわかっていますので、運動不足になりやすい大人の女性にセルライトができやすくなるというのもうなずけます。
このようにセルライトの原因はたくさんあります。これをふまえたうえで、セルライト解消の対策をしていく必要があるでしょう。